Takayo.biz:つながり:HOME > テーマジャンル「人と人」のコラム

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2009年02月23日

互いを高めあう自主グループ

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 仲間といると 暖かい

 心もホカホカ

 元気もでるね

 / うさぎ団子 : 2008年晩秋 須坂市どうぶつえん
 
 
 
 
昨年秋にかかわった、子育て中の女性が対象のキャリア支援セミナーは、
2時間×4回という受講期間だった。
私はその内、2回登壇させていただいた。
 
 
主催のひとつである女性支援の団体とは
これまでにも何度か、同様のセミナーでご一緒にお仕事をさせていただいたことがあるが
特徴的なのは、
 
 「参加者同士のネットワーク作り」
 
も、企画側のねらいとしてあることだ。
 
 
講座を受けて終わり、ではなく、
そこで同じような悩みや目的を持った人たちが集まったご縁を
本人たちが自主的に継続させていけるような「場作り」が、
講師の私に与えら得る役割の一つとなる。
  
私の担当する時間は主に、
キャリアを見つめなおしたり未来を描くようなワークシートを基にしたワーク中心で、
様々な人同士がつながったり、互いに関心を持ってもらえるような工夫をしている。
 
 
昨秋の講座のその後、について、主催事務局からお知らせが届いた。
 
どうやら、自主グループが生まれ、活動を継続しているようだ。
メンバー同士情報交換したり励ましあう活動の中から、
この4月から職場復帰、再就職するというアクションをおこした人も出てきたという。
  
 
うれしいことだ。

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2009年02月19日

人生を語る

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 ここまで歩いてきた
 
 この先にも道は続く
 
 私は歩みを止めない
 
 
 2002年秋 / 中仙道(木曽路の旅にて)

  
  
 
  
  
 

縁あって、某女子大学にて講義をするチャンスをいただいた。
3日間にわたる集中講義の中の中日午前中の2時間。
テーマは「社会教育」

(社会教育:主に学校教育以外で行われる、青少年・成人向けの教育で、
 狭義の生涯学習と意味を同じく使われることもある)

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2008年11月01日

終わりは始まり

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 新しい朝

 私たちの長い影の先に続く 道・・・

 2007年秋 / 波照間島
  

 
 
9月から始まった、怒涛の自称「人生ふりかえり強化月間」が終わった。
 
 
高校学年同期会
小学校学年同期会
初めての職場の仲間たちと出会って20周年記念同期会
2年前の自然学校同期会
関東在住高校プチ同期会=ほぼ2年の時のクラス会・・・
  
 

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2008年09月25日

ご縁

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 笑顔で集う仲間たち

 / 子どもたちの作品 
   : 2008年夏 久米島キャンプ場
 
 
 
 
 
今日は終日、
女性のキャリア支援と、キャリア以外の総合的な相談事例に関する
講演会に参加してきた。
 
ここ数年、キャリアカウンセリング関係の仕事を一緒にしている
グループメンバーたち数名と一緒に聴講する。
 
出会ってから、5~7年ほど経つお仲間(先輩)たち。
 

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2008年01月28日

歌の力、家族、生きるということ・・・

自宅デーだと、ついつい色々ネットで脱線・・・
そして、朝から泣かされる羽目に・・・。
 
 
--- index ---
 
●木山裕策さん(Youtube)
 
4児の父。39歳で、若かりし頃の夢を実現して、メジャーデビュー。
そこに至るまでの道、家族への想い・・・応援したくなる。
 
 
 
●難病ムコ多糖症患者応援ソング「キセキ」(Youtube)
 
音楽の力はすごい。アーティストたちの影響力はすごい。
歌に最初に出会い、そこから知る世の中の現実もあるんだな。
 
この歌に関心を持つことで、
それまでムコ多糖症って障がいについて、
キーワードはどこかできいたことがある程度だったが、
もう少し詳しく知ることができた。
 
 
 
--- 曲紹介と動画 ---

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2008年01月11日

よりよい人間関係ワーク後期終了

8月からおおむね月1回のペースで開催されてきた
「女性のためのよりよい人間関係ワーク後期」が、
おかげさまで無事終了しました。

少人数だからこそ、本音で語り合い、
互いから学び合う、豊かな時間でした。

前期後期と、約1年間ゆっくり学ばれた方、
2年続けられた方など、
それぞれの生活の中で、少しずつ、一つずつ、Try&Eroorを恐れずに、
それぞれの身近でよりよい人間関係づくりをやってこられたようです。

最終日には、
その実践の効果をみなさんから笑顔でご報告いただき、
これからの自分の人生を描くワークで締めくくりました。

来年度もまた、開催のご依頼を事務局からいただきました。

私もまた、ファシリテーターとして、一人の人間として、
一歩ずつ、実践を積み重ねて行きたいと思います。

2007年10月11日

ありがとうの声援

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 晴れた日に
 ほんわか ふわふわ・・・
 
 そんな気分・・・
 
 
 / ニシ浜に浮かぶ雲 : 2007年夏 波照間島

 
 
 
 


昨日朝、2007年10月9日(火)から開催している
自分自身の作品の写真展会場に向かう道すがらのこと。
 (*「南島写真紀行2」開催中・・・)
 
最寄り駅の入口に近づいてきたあたりで、
駅の少し先の道路左脇にごみ収集車が止まっているのが見えた。
 
作業員さんが二人、駅前商店などから出された大量のゴミを車に放り込む作業を
何度も繰り返しているのが見えた。
 
もう少し近くまできたら、何やら声がすることに気がついた。
 
 

 

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2007年08月29日

ありがたいこと(リピート&紹介)

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 それは まるで、
 
 これからの己の行く先を
 
 指し示しているようでもあった
 
 
 /御神崎灯台 :2007年夏 石垣島

 
 
 
日ごろ、相互理解、よりよい人間関係などのワークショップの仕事や、
メンタルヘルス、キャリア開発支援などの仕事をしているが、

私の場合、どのテーマであっても
 
 ・自己理解から気づきを得、行動変容をめざす
 ・参加者同士が交流を深めつながっていく
 
という要素が含まれている。
 
「成長サポーター」としては、特に成長のためには、
まず自分に対する理解を深めることが望ましいと考えていて、
それを大切にしたいと思っている。
 
 
  

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2007年08月10日

新しい世界で夢を語る

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 When you wish upon a star
 Make no difference who you are
 Anything your heart desires
 Will come to you
 (星に願いを)
 
 

 /土星(上)と金星(下)のランデブー
 :2007年夏 波照間島

 
 

このところ、
今まであまりじっくり話をしたことのない人と初めて語り合ったり、
これから足を踏み入れていこうと思っている分野の人たちと話をしたり・・・
という機会があった。
 
テーマは自分の「夢」だ。
 


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2007年07月28日

組織の学び -実践のふり返り-

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 ふり返れば
 そこに道がある。
 
 前を見ても
 そこにはやはり道がある。
 


 /聖域へと続く道 : 2006年秋 久高島


 
 
 
財団法人日本女性学習財団主催講座、
 
 協働のための 実践力養成セミナー2007
 「組織の学び -組織を成長させる“実践のふり返り”-」

に参加してきた。

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2007年07月25日

心の原風景(1)

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 イメージであらわすと
 こんな気持ち・・・
 
 みんながいて、
 一人ひとりの心があったかくて・・・ 
   
 /ねむの木の仲間 : 2007年夏 入谷

 
 
 
 
 
昨年、毎月通って1泊2日で様々な体験を共有した自然学校の講座生仲間達が、
「再会イベント」で久しぶりに顔を合わせた。
 
週半ばの平日だというのに、
前夜祭の「お泊まり会」、
メインイベントの「保育園見学ツアー」には、
それぞれ時間をやりくりして仲間が半数以上集まった。
 
 
 

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2007年07月13日

サロン・ド・もー

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 いろんな植物が集まってこそ、
 多様性のある一つの森になる 
 
 /ハテルマギリの咲く頃 
 : 2007年春 波照間島

 
 
 
 

私の話を聞いていたオットが、そうネーミングしてくれた。
ふむふむ、面白いかもねー、そういうことやると。

今週は、先月から写真を展示しているレストランに
2回行ってきたのだった。
(展示は今月29日まで
 http://blog.livedoor.jp/gogoyaima/archives/50932915.html)

2回とも、お仲間が写真を見るのと、
久しぶりの再会を兼ねて。

昨年の写真展もそうだったが、
それを機会に、
久しぶりに再会できたり新たな出会いがあったりと、
思いがけなく人とのコミュニケーションがいろいろ生まれるのも、
なんともうれしく楽しいものだと思う。

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2007年07月06日

よりよい人間関係ワークショップ第4回目

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 みんなちがって 
 
 みんないい

 /公園の花壇  : 2004年 横浜 
  
 
 
 
前期コース最終回である今回のテーマは

 「価値観の多様性を知ろう」


前期コースは、
 ・自分の他者へのコミュニケーションのあり方のふりかえり
 ・他者の中で自分らしさを確認する
 ・「違い」を前提としたコミュニケーションの重要性の確認
 ・コミュニケーションスキルの実習と生活の場での実践
などがテーマです。
 
 
 
その集大成として、
価値観の多様性を実感していただくワークと
まとめのワークを用意してありました。

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2007年06月01日

よりよい人間関係ワークショップ第3回目

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 コミュニケーションにおける
 
 相手の反応は、
 
 自分の鏡だったりすることもある

 /水鏡 : 2006年春 神奈川県川崎市内
 
 
 
 
今回のテーマ
 
 「聞き上手・かかわり上手になろう」
 
 
 
今回は
 ・他者への関わり方のふりかえり
 ・聞き方の練習   
でした。

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2007年05月17日

K君からの贈り物

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 ありがとう

 そして、安らかに・・・

/天使のはしご : 2004年元日 近所の丘より 








火曜日の朝、昔の職場の同期Tちゃんからの電話で、
K君の訃報を知らされた。
 
昨年写真展を見に来てくれた、今も在籍中の同期のS君から
K君が入院していると聞いていた。
K君を元気づけるためにと、私の手作りカレンダーを持って行ってくれたっけ。

つい先日も、その職場の先輩達との飲み会の中で
K君がまだ入院していることを聞いたばかりだった。
  
 
あまりにも若すぎる死にショックを受けた。

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2007年04月06日

よりよい人間関係ワークショップ第2回目

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 あなたとわたし
 似ているところもあるし
 違うところもあるよね

 /バラ園にて : 2005年初夏 向ヶ丘遊園
 
 
 
今回のテーマは
 
  「人とのかかわりの中で『わたし』に気づく」
 
 
 
 
今回からの新しい人も参加し、
2つのコミュニケーションを必要とするグループワークを通じて、
 
・自分自身に対するイメージと、他者から見た自分のイメージは
 一致するところもあるが、違うところもある
 
・自分と人とは似たようなところもあるが、
 違う視点、考え、価値観も多く持っている
 
ということを、実感していただきました。

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2007年03月02日

よりよい人間関係ワークショップ第1回目

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 あなたはあなたの
 私は私の花を
 咲かせればいい
 他と比べるのではなく

 /チューリップ : 2004年春 横浜公園
 
  
縁あって民間相談所でやらせてもらっている
「女性のためのよりよい人間関係ワーク」も丸3年が経ち、
今日、4年目の春夏コース初日が開催された。
 
主催が離婚相談所だから、参加者はどうしても夫婦関係に悩む方が多いが、
それ以外に、親子関係、職場関係をもっとよくしたい、
自分自身のコミュニケーションのあり方を見つめたいなど
様々な動機の方が集まる。

「人間関係」があるところに、悩みは尽きないということだ。
 
 

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2007年02月26日

リーダーのためのコミュニケーション講座

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 交流から

 ネットワークが生まれる

 
 /ヤツデの花 :
  2006年秋 浜離宮恩賜庭園(東京都港区)
 
 
 
  
エコツーリズム・コーディネーター養成講座の中日午後、
一番聞きたかったセッションを中座した。

自分が仕事で講師を務めなければならなかったからだ。


 

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2007年01月11日

“つながり”を感じる見送り

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 それはまるで
 心の中に
 永遠に咲き続ける
 花のようなものかもしれない

 実家にて:2007年冬
 
 
 
新しい年が明けました。
ぽつりぽつりの更新ですが、
今年もよろしくお願いいたします。


昨年暮れに「交流分析メールマガジン第133号(2006/12/28)」に書いたコラム、
読者の方々から反響がありました。

いただいた感想に、こちらも心が温かくなりました。

面識のないメルマガ編集者にメールを送るというのは、
結構エネルギーや勇気がいることではないかと思います。
それでも何か伝えずにはいられなかった方々がいた今回のコラム、
年が明けてしまいましたが、こちらにも転載しておきます。
 
 
 
 

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2006年12月06日

一期一会

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 おじいさんは
 遠い目をして
 若かりし頃に見た
 海の美しさを
 静かに語った
 
 /波照間島・ペムチ浜:2006年夏
  
 
 
 
 
 
先月1ヶ月間、初ソロ写真展を開催したが、
その会場だったカフェのママさんから電話。

会期が終わってから、
常連のおじいさんが写真がほしいと
言ってきてくださったそうだ。

その方とは、オープン初日にお目にかかり、
最初に写真について会話した方で、
かつ、印象深い出会いだったので、うれしい。

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2006年08月29日

オジィのパイナップル

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 オジィのパイナップルは
 甘い香りとともに
 この夏の思い出をよみがえらせてくれた

 
 
 
昨日、小包が届いた。
箱を開けると、甘い香りが部屋中に漂った。
新聞紙に包まれたパイナップルが2個入っていた。

オジィからだった!

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2006年07月22日

ご縁とシンクロニシティ

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 銀河系の中心とさそり座

 これからも、この本物の夜空を
 見ることのできる島であってほしい…

 /波照間島:2004年夏
 
 
 
 
シンクロニシティ(共時性:意味ある偶然の一致)を
特に感じるようになったのは、ここ2~3年だろうか。

ここ数年は特に、
沖縄のことや、自然体験活動に関して起こることが多いような気がしている。
 
 
子どものころからの憧れの島だった沖縄の離島へ通うようになったのも、
そこから広がるご縁も、
ネイチャーゲームにかかわることになったり
(今度仕事としてもやらせてもらえそうなチャンスが!)
自然学校へ通うことになったのも、
人との偶然の出会いが大きな要因となっている。

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2006年06月02日

人の中で自分に気づく

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芽生え(ブナの新芽)
/青樹ヶ原樹海:2006春





民間相談所でやらせていただいている、
「女性のためのよりよい人間関係ワークショップ」2006年上期が終わった。


半年間1クールで上期4回、下期4回、連続受講も単発受講も可能という、
毎回読みきり漫画のようで、なおかつ上期、下期にそれぞれの流れがある。


この上期から参加していた方にとっては、4回のまとめ、
去年の下期から参加していた方にとっては、全講座の総まとめの日だった。


上期から参加した方の中には、
もっと実践できるように後期も続けたいと言ってくださる方がでてきた。


昨年の下期からの参加の方は、
この一年間での自分が成長したことに気がつき、
また、それを今回のワークのメンバーからのフィードバックで気づかされたと語った。





今回の最終回に限らず、
グループワークならではの他者とのかかわりを通して自分自身への気づきを深め、
人はそれぞれ多様で違っていていいのだ、私は私でいいのだ
ということを実感していただけたなら
講座を担当させていただいた甲斐がある。





「人間関係は、人間関係の中でしか学べない」
と、私が長年学んできた先生はおっしゃる。


たとえ人間関係の本を読んでわかった気になっても、
実際にできるかどうかは別問題だ。


実際の人間関係の中で、
最初はもしかしたらいちいち考えながらしかできないかもしれないことも、
失敗や手ごたえを感じながら実践を積み重ねていくことで、
いつの間にか自然にできるようになっていく。


そのためには、様々なタイプの「他者の存在」が必要なのだ。


いろいろな個性があつまる人間関係ワークショップは、
グループワークならではの人間関係の体験学習の場だ。





この日は2つのワークを行った。





一つは、大切にしたい価値観についてのワーク。


大切にしたい価値観は、人それぞれ違うということ、
そしてまた、価値観を表す様々な言葉について
人はそれぞれに違うイメージを抱いているということ、
それらは語り合うことで相互理解が深まるということを、
ワークを通して実感していただいた。


わたしたちは日頃、言葉を使って
自分というものを他者に伝えたり、他者を理解している面があるが、
同じ言葉を使っていても、
実はその言葉に全然違う意味合いやイメージを抱いていることがある。


例えば、学校について話題にしようとした時、
学生時代がとても楽しく、勉強も面白かった人と、
残念ながら楽しくない思い出や、勉強に苦しんだ思い出がある人とでは、
「学校」という言葉を発している時に浮かんでいるイメージや感情は違う。


それは、言葉の表面だけの会話では捉えられないこともある。
その人の生きてきた人生そのものが、その言葉の背景にある。
大切にしたい価値観であるほど、
その人のそれまでの生き様が反映されていると考えてもいいだろう。





もう一つは、しめくくりとしてのプラスのフィードバックによるエール交換。


大人になると、特に日本の文化では「ほめられる」という経験が少なくなる。
残念なことだと私は思う。
他者からの承認・賞賛は、「心の栄養」だ。
心が元気になる栄養で満たされていると、やる気や自信も出てくるものだ。


ワークの最中のメンバーは、
フィードバックするほうもされるほうもいい表情。
その場がとても暖かな素敵な雰囲気で満たされていた。


「恥ずかしいぃ・・・」などと照れながらも、
また新たな気づきを得たこともあったようだ。





一連の講座でのワークを通して芽生えてきた新たな成長の芽は、
これからのそれぞれの暮らしの中で育んでいくことになろう。


参加した方々のこれからの人生に幸多かれと願うとともに、
下期にまた再会できるメンバーや新たに参加するであろう人たちと、
今度はどんなグループができていくのか、
どんなプロセスを体験できるのか、
どんな気づきや成長を得ることができるのか・・・
今から楽しみだ。





★「女性のためのよりよい人間関係ワークショップ」

 http://ikeuchi.com/kazoku/ (東京家族ラボ)

2006年06月01日

自分らしくいられる居場所

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一人一人が輝く花
/向ヶ丘遊園バラ苑:2005年初夏






    A rose is a rose is a rose.
    バラはバラであるところのバラである。

    すなわちバラの花は、バラらしいときにバラの花としての価値があり、また美しい。(*1)






いろいろな勉強会や交流会に参加すると、
その「場の雰囲気」がいかに大切かを感じることはありませんか?

緊張感漂う場、自分とは合わない雰囲気の場、
そこに行くとなぜかホッとする場、和やかでゆったりした場・・・。

先日、私は印象深い場の体験をしました。
そこはまさに、「素直に自分のありのままでいられる安心感のある場」でした。



それはコミュニケーションの勉強会でした。
私は、先輩と二人で、
あらたにそこのファシリテーターを務めることになったのです。

その勉強会は3年ほど前から続いており、3年前から参加している人もいれば、
それ以降の参加、
半年ほど前から別のクラスにいて今回からこちらに合流してきた人たちなど、
その日顔を合わせたメンバーの経緯は様々でした。

互いを知り合う日ということで、
私達も含め一人ずつ自己紹介をしていきましたが、
それぞれの人からさまざまな悩み・課題、想いなどが語られました。



すでに顔なじみのメンバー同士が中心ということもありましたが、
そうでない人たちもいるにもかかわらず、みなさんとてもオープンでした。
自分のプラスの面もマイナスの面も率直に語る姿がありました。

そして自己否定的な発言をした人に対し、
「私にはそうは思えない」とすぐさま率直なフォローの発言がなされ、
それを受けたご本人は「そういっていただけたらうれしい」とまた素直にそれに返す・・・。
そんなやり取りがなされました。

周りで聞いている他のメンバーもそのやりとりを温かく見守っていました。
その人がその人らしくその場にいることを受け容れていました。



自分の職場や地域活動などで自分の意見や思いを言えなくなってしまった体験も、
数人から話がありました。
人によっては自分を抑えた人間関係のストレスから体調が悪くなったり、
自分に自信がなくなってしまった時期もあったとのことです。



そしてまた、「この場では、自分の話を聞いてもらえるから話せるのだと思います」
「ここにいると自分らしくいていいのだと思うから、ここに来ているのかもしれません」
といったような発言がなされました。
 
そのたびに、聞いているメンバー達も、
それに共感するようにうんうんと深くうなずいていました。



勉強会は、とてもあたたかな雰囲気に包まれたひと時でした。
春から新しい「グループ」になったばかりだけれど、
この会は今後もうまくいくだろうなと実感しました。



私が人間関係や交流分析等に関する勉強でお世話になっている先生は、
よく「グループの力のすばらしさ」について話されます。

交流分析の杉田峰康先生のワークショップでも、
先生とテーマ提供者による一対一のワークだけでなく、
先生は時々ワークを見守っている周囲の人たちの力も活用されます。
「大丈夫、あなたを見守っている村人たちがいますよ」
「村人たちの意見も聞いてみましょう」といった形です。

私が体験した場、先生方のお言葉、いずれの場合も、
グループ内が言葉や態度によるプラスのストローク(*2)に満ち溢れていることの大切さを
物語っているといっていいでしょう。
  (*2)「心の栄養」にたとえられる、人と人とのふれあい


「そこにいくと気負わないでいい。素の自分でいられる。」
「そこには自分の居場所がある。」

・・・そう実感できる「場」を大切にしていきたいものですね。

そしてまた、
誰かの大切な「居場所」を構成する一員として存在する
自分自身でもありたいものです。



(「交流分析メールマガジン」126号コラムに加筆・修正)




(*1)「ゲシュタルト・セラピーの人格論」 倉戸ヨシヤ・倉戸由紀子著 
    関西カウンセリングセンター発行 より

ゲシュタルト療法提唱者であるフリッツ・パールズは、ガートルード・ステイン(Gertrude Stein 1874-1946)の詩「Sacred Emily(1933、著書「Geography and Plays(1922)」に収録)」のこの一説を引用し、健康で成熟した人格について上記のように説明している。
本来、詩では最初の「ローズ」は女性の名前のようだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Rose_is_a_rose_is_a_rose_is_a_rose

        

2006年05月11日

ふりかえりとわかちあい

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 「いろんな葉っぱがあるねぇ!」ネイチャーゲーム
/小石川植物園2006春

 


このところ、「つながり」というキーワードに続いて、
「ふりかえり」と「わかちあい」、特に「わかちあい」という言葉がマイブームだ。




参加体験型のセミナー、ワークショップでは、
「ふりかえり」と「わかちあい」を重視する。

4月から毎月1泊2日でホールアース自然学校(四季コース9期生)に通っているが、
先月初めて参加してみて、
そこでも「ふりかえり」と「わかちあい」を重視しているという印象を持った。

ネイチャーゲームのリーダー研修でも、
自己研鑽のためにふりかえりシートの記入を奨励している。
また、3月の合宿でもアクティビティのあとにわかちあいがあった。

さらにその帰り道、メンバーの人の車に帰路の途中まで同乗した仲間たちと
あれやこれやと語り合えたのが、私にとってはとてもよかった。

一昨昨日のオフ会で、
再びあの時の体験についてわかちあえたのもまたよかった。
仲間との距離が近くなった気がした。

先述の先月のホールアースの帰り道も、同じ電車経路のメンバーと
体験したことについていろいろ感想を言い合ったりした時間が持てた。

そのことにより、体験がより自分のものになった気がするし、
人それぞれに違う視点や感性があることの相互理解ができた。




ふりかえることで、体験を通しての自己の気づきが深まり、
それをわかちあうことで、人同士の関係も深まる。




ネイチャーゲームや自然学校が、
単に自然と人とのつながりだけでなく、
人と人とのつながりにも重点をおいているのは、
とてもすばらしいことだと思う。

と同時に、その運営のしかたの中に
自分が関わってきた心や人間関係ワークショップの世界との共通点も多いことを
身を持って体験し、
驚きも感じている今日この頃だ。




昨日は、学習支援についての研究と経験が豊かな人と情報交換。

その方も、日頃から「ふりかえり」と「わかちあい」をとても重視しているという。

その方とも、
人と人、人と自然とのつながり、
ふりかえり、わかちあい、
ファシリテーターという役割についてなど、
大いに盛り上がる。

ファシリテーターとして、
「ふりかえり」「わかちあい」が大切だと頭でわかっているだけでなく、
たくさんのメンバー体験を重ねる中で、それを肌で実感することが大切だと
昨日語り合いながらしみじみ思った。


そしてまた、ふりかえりやわかちあいの大切さはなにも、
ワークショップや体験学習の中に限ったことではない、ともふと思った。


日々の生活の中でのささやかな共通体験、
たとえばテレビ番組、何かの記念に外で食べた食事、レジャーなどについて、
一緒に体験した人と気持ちや考えをわかちあうことに時間をとることが、
実は大切なのではないかと思う。

一緒に体験した家族や友人や大切な人が、
どんなことを感じたのか、どんなことが印象に残ったのか、
自分自身はどうだったのか・・・?

日々のちょっとした時間でもいいからそれを積み重ねるのと
それをやらないで過ごした1年後は(いわゆるやりっぱなし)、
その人間関係はずいぶんと違っている気がする。

自分の聞きたいことだけを聞くような物言いでなく、
互いの「違い」を尊重しながらも理解しようとするような対話の時間・・・。


そんな時間を持てるための心の余裕を持って日々を過ごしていきたいものだ。

2006年05月08日

ネイチャーゲーム・オフ会

post2.jpg わかば/小石川植物園:2006春



3月下旬に参加したネイチャーゲーム指導者養成合宿で
ご縁ができた人たちとのオフ会。

40名弱もいた参加者の中でつながりができた人同士、
メールの転送で呼びかけて、今回は8名が集まった。
都内や神奈川南東部から、1時間半くらいかけて来てくれた人たちも。
結構いろんなところから参加していたんだなと、あらためて思う。

合宿の時は、講義と体験プログラムが盛りだくさんで、
自然についての発見や体験を分かち合えたが、
個々人がどういう人かまでゆっくり語り合う時間がなかった。

今回集まった人たちは、その中でもアクティビティを一緒にやったり、
移動中や食事時間に少しゆっくり話をしたりと、
それぞれが個々につながった人たちではある。

今回こうやって再会してあらためて自己紹介をしあって、
その後の互いのネイチャーゲーム体験などの情報交換は、
とても楽しかった!


ネットでつながっている人もいたが、合宿以来の人もいた。

同じ窯の飯を食べ、寝食を共にし、
驚きや感動を分かち合い、体験を共にしたことが、
こんなにも人と人を近くさせるものなのかとあらためて感じる。


今日もこのメンバーたちと、「この体験」を共有できたことをうれしく思う。