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映画「不都合な真実」

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 この海の水面もやがて
 僕らの背丈をゆうに越すほどに
 なってしまうのだろうか・・・?

 /鎌倉の海岸 : 2004年冬
 
 
 
 
レディースデー、たまたま午後からの仕事だったので、
朝一番で映画館に出かけた。
 
元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が、
学生時代から興味を持っていた温暖化問題の知識をさらに深め、
世界で1000回以上講義した温暖化に関するスライド講座の映像と、
彼がそこまでつき動かされるようになるまでの人生の軌跡だった。
 
スライドで提示されるデータや地球環境に起こっている事実の映像を
今一度じっくり見てみたい。
字幕とデータを同時に見るのは難しかった。
吹き替え版があると青少年にもわかりやすそうだ。
 
幸い、書籍が出ているらしい。
 
ゴア氏の熱のこもった必死の講義の姿に胸を打たれた。
彼は本気だ。そう思った。
 
ともかくわかったのは、ここ数十年の間に、
人類は未だかつてないスピードの温暖化を体験しているということ。
しかもかつてない高温の時代にすでに突入しつつあること。
 
 

永久凍土が溶けて、森や家が倒れ始めている。
 
南極北極の氷が鏡になって、太陽熱を地球外に放出していたのが、
氷が溶けてその力が弱まって来ている。
海水の面積が増えると、海水は熱を吸収するので、
ますます海水温度が上がり、氷が溶ける。
 
アフリカでは湖が干上がり、人種の争いに水戦争も加わり、ますます紛争が激しくなる。
 
ヒマラヤの氷河もかなり溶けている。
人口の多いインドの民の半分ほどか頼りにしている水源が消えつつある。
 
などの現象の解説があった。
事実を知らないということは本当に恐ろしい。
 
 
これらはもはや他人事ではない。
人間がエゴと無知のために引き起こす環境破壊による人災だ。
自分たちの命を生かすも殺すも、自分たち次第だということに早く気がつかねば。
 
この星に生きる者一人ひとりが、
「その人が今からでもできること」を、少しずつでもやっていくしかない。
  
しかも、「いつか」ではなく、
「今」暮らしている日々の生活そものから・・・。
 
 
 
 
ちなみに私は、よほど寒い日でない限り、
暖房をつけないで暮らしている。
つけないでもなんとかやっていけるほどこの冬は気温が高い気がする。
(夏も自分ひとりでいる時は冷房も使わない。)
 
寒い?そりゃもちろん。冬だから。
しかし、寒けりゃもう一枚はおり、靴下をもう一枚重ねればよいではないか。
ひざ掛けを使えばいいじゃないか。
 
ヤセ我慢で言ってるのではない。
人間、本来はそういうからだの力があったはずだ。
暖房器具がない時代から命はつながってきているのだから。
 
これは、私ができるエコライフ、省エネの一つ。
 
その人それぞれにやれる方法があると思う。
それを一つでもいいからやり続けることが、大切なんだと思う。
 
 
 
あなたは何ができますか?

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