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夜の海 -稲光と銀河-

島中心部にある集落を外れると、
周囲を海に囲まれ他に光がない島は「本当の暗闇」に包まれる。
そして北回帰線まで数十kmに位置するので偏西風の影響を受けにくい。

つまりは、星座がわからないほど多くの、またたかない星(!)が空を埋めるのだ。

そんな環境だからこそ、
満天の星空の時は、星明りが夜の海をうすぼんやりと浮き上がらせると、
星に詳しい島人に聞いた。

この島で、満天の星空を見たい!
天の川をカメラに収めたい!
そんな思いで一眼レフデジカメを手に入れ、
ほぼ初めて星空を撮影した時の偶然の一枚。

稲光で光る雲が幻想的である。


「夜の海 -稲光と銀河-」 波照間島 2004年