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霊水の壷と鍾乳石(1):斎場御嶽


左の壷はアマダユルアシカヌビー、右の壷はシキヨダユルアマガヌビー
と呼ばれている。

それぞれ、上から垂れ下がる鍾乳石から滴り落ちる水を受けるためにおいてある。
その水で、
中城御殿(ナカグスク・ウドゥン、国王の息子)、聞得大君(キコエオオギミ)の
吉兆を占うとともに(どっちがどっちの壷だろう?)、
正月の若水とりの儀式にも使われた霊水だそうだ。

のぞいてみたら、このところ雨が降っていないらしく、空っぽだった。

ここは、鍾乳石のつららが洞窟などではなく外にあるのも珍しいと思った。


参考までに、
この壷の置かれている場所の向こう側に石が並べられているところは
「貴婦人様御休み所」。

その向こうに見えている、人が立っているあたりの岩の裂け目が「三角岩」だ。